こんにちわ、おかきです。
今回は
『調剤薬局と病院の良さは各々あるのはわかるけど、結局具体的には何が違うの?』
そんな悩みを解決する記事を書きたいと思います。
この記事は約7分で読めます。
調剤薬局
薬局も大手と中小があります。
自分は大学生の時に大手の調剤とOTCの併設でアルバイトを6年間やっていました。
そこで働いている薬剤師の方々は、大手はやっぱり何をするにも確認が必要で対応が遅いと嘆いていました。
アルバイトに関しては別の記事を書いているので、詳しく知りたい方はこちらを参照にしてみて下さい。
良い点
- 大きな病院の門前だと多科目の処方箋に触れる事が出来る
- 中小の薬局を選べば通勤時間は短い所を選ぶことも可能
- 同年代の仲間と働きたいかベテラン勢と働きたいか選べる
- 経営の勉強ができる
- 将来独立したい人が周りにいる
将来、『自分の薬局を持ちたい』、『経営に関わりたい』と思っている方は中小で間違いないです。
大手のシステム化は勉強にはなりますが、実家が薬局経営してる人や自分の理想の薬局をやりたい人は間違いなく中小の薬局に就職しましょう。
大手の薬局の魅力はやはり、
- 福利厚生
- 作業のマニュアル化
- 研修制度の充実
がありますが、マニュアルがあるということは、自由が無いという事でもあります。
その辺も踏まえて考えられるとより良いと思います。
悪い点
- 働く人はずっと同じ
- 社長を好きになれないと精神的に辛い
- 薬局の経営方針がいきなり変わることがある(M&A)
中小はM&Aが盛んに行われています。
最近、自分の地域ではクラフ〇が猛威を振るっています。
M&Aされて、環境が良くなることは稀です。
ほとんどの場合給料は下がり、移動も頻繁に起こり、ノルマがかせられます。
これは宿命なので、いつでも転職できるようにスキルを常に磨いておくことが重要です。
スキルの磨き方には色々ありますが、自分は基本的には本を読むようにしています。
薬剤師一年目に進める書籍に関しては別記事で紹介しているのでこちらをご覧ください。
病院
『病院は勉強できる』
と思っているそこの新卒のあなたに是非読んでもらいたい。
結局、勉強するかしないかは本人次第です。
病院にいっても自動で知識が手に入るわけではありません。
ただ、処方の内容の確認は病院だと圧倒的に医師に確認しやすいので、医師の処方意図を学ぶ場としては最適な場所なのかもしれません。
良い点
- チーム医療に携わることが出来る
- 頻繁に勉強会が開かれ最先端の情報が自然と入ってくる
- 長く務めると基本給が上がる
- 看護師、医師、理学療法 等 色々な職種と知り合える
- 治験業務など薬局では出来ない仕事ができる
- CRAなどの転職に有利
数多くの症例に触れる事が出来るのは間違いないです。
あと、
『自分は一生現場の最前線にいて、患者に寄り添った薬剤師になりたい』と考えているのであれば、病院薬剤師は天職だと思います。
ただ、処方箋一枚でどれほどの利益があり、レセコンの入力、保険の仕組みを知り、将来は経営をしたいと考えているのであればお勧めしません。
早いうちに保険調剤の0から100を学び、独立のための勉強をしましょう。
ただ、医師と知り合って一緒に独立という方法もあるので、それを考えているのであれば【病院】も悪くはないと思います。
そして何より、病院は出会いが沢山あります。いい意味でも、悪い意味でも。。。
中小の薬局だとほぼ社内に出会いは無いと言っても過言ではありません。
多職種の方と仲良くなれるのは勿論の事ではありますが、そもそも薬剤師の数も多いので薬剤師カップルといった最強のパートナーと出会える可能性があります。w
悪い点
- 夜勤があるのが普通
- 基本給が安い(給料の高い順 DS>調剤>病院)
- 休日が少ない
- 経営の勉強はできない
自分が実習に行った薬局に病院から転職してきた薬剤師さんがいました。
「なんで薬局に転職したんですか?」
と聞いたら、
「【人】としての生活を送れなかった…」
この一言と病院実習を加味し自分は薬局に就職しました。
まとめ
どちらも一長一短ありますが、
病院→薬局の転職はよく聞きますが、
薬局→病院の転職はあまり聞かないので
少しでも病院に興味があるのであれば若いうちに病院に就職することをお勧めします。
また、薬局経営に興味があって中小の薬局に興味があるのであれば、以下の二つが使い易いし、案件も多いと思います。
薬キャリ マイナビ薬剤師自分は薬剤師の資格を持っているのに、不安、不満を抱えて仕事している方を見ていると本当に悲しくなります。
あんなに苦労して取った国家資格なのに苦しむのはおかしいと思います。
人には適材適所があると思います。
自分に合っていない職場であったり、将来薬剤師としてやりたいことが明確に決まっているのであれば、すぐに行動しましょう。
おわり