薬剤師が高配当株を始めた理由|年間3万円の配当金で感じた給料以外の安心感
はじめに|薬剤師の給料だけで将来は安心できるのか?

薬剤師として働いていると、毎月決まった給料が入ってきます。
それでも、将来のお金について不安を感じることはありませんか?
- 毎年の昇給額が小さい
- 管理薬剤師になっても責任ほど給料が増えない
- これからも働き続けなければ生活できない
- 仕事以外にも収入源が欲しい
私自身、薬剤師として働きながら、このようなことを考えてきました。
そこで興味を持ったのが、高配当株投資です。
私が高配当株を始めたのは、短期間で大きく儲けたかったからではありません。
給料以外にもお金が入ってくる仕組みを、自分で作ってみたかったからです。
元の記事を書いた当時、私が受け取っていた配当金は年間3万円ちょっと。
月額に換算すると約2,500円です。
決して大きな金額ではありません。
それでも、初めて配当金を受け取ったときには、給料以外から収入を得られることに魅力を感じました。
この記事では、薬剤師の私が高配当株を始めたきっかけから、配当金を受け取るまでの流れ、サイドFIREを目指す理由まで紹介します。
これから投資を始める方に知ってほしいリスクや、2026年10月時点のNISA制度についても解説します。
結論|年間3万円の配当金でも、給料以外の収入を持つ意味はあった
私が高配当株投資を続けたいと思う理由は、給与収入だけに頼らない生活に、少しずつ近づけるからです。
年間3万円でFIREできるわけではありません。
株価は下落することもありますし、配当金も保証されていません。
それでも、過去に購入した株式から実際に配当金を受け取った経験は、私のお金に対する考え方を変えました。
薬剤師として働き、給料の一部を投資に回し、配当金を受け取る。
私はこの積み重ねを大切にしています。
ただし、投資に回してよいのは、当面の生活費や緊急時に必要なお金を確保したあとの余裕資金です。
私が高配当株投資を始めたきっかけ
最初は株主優待に興味があった
実は、私が最初から高配当株に注目していたわけではありません。
きっかけは、テレビ番組『月曜から夜ふかし』で見た桐谷さんでした。
株主優待を利用して生活する姿を見て、株式投資に興味を持ちました。
最初に開設したのは松井証券の口座です。
投資を始めたころは、QUOカードやカタログギフトなどの株主優待を目的に、株式を購入していました。
しかし、投資について勉強するうちに、株主優待とは別の魅力を知ることになります。
それが配当金でした。
株主優待から高配当株へ
配当金とは、企業が利益などの一部を株主に分配するお金のことです。
株主優待は企業の商品やサービスなどを受け取る仕組みですが、配当金は現金として受け取れます。
私は次第に、この配当金に魅力を感じるようになりました。
当時は配当利回り4〜5%程度の銘柄を目安に購入していました。
また、私が株式投資に興味を持った時期には、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う株価下落があり、気になる株式を買い増すこともできました。
ただし、これは私の過去の投資経験です。
配当利回り4〜5%の銘柄なら安全という意味ではありません。
配当利回りが高く見えていても、株価下落や業績悪化が背景にある場合があります。
現在の私なら、利回りだけでなく、企業の業績や財務状況、配当方針も確認することが大切だと考えます。
年間3万円の配当金で何が変わったのか?
月2,500円相当でも、自分で作った収入には価値がある
年間3万円の配当金。
月額に換算すると2,500円です。
例えば、この金額があれば次のような支出の一部に充てられます。
- 毎日のコーヒー代
- プロテインの購入費用
- 読みたい本の購入費用
もちろん、年間3万円の配当金が毎月2,500円ずつ入金されるわけではありません。
実際の入金時期は、保有する銘柄の配当方針や支払日によって異なります。
それでも、給料以外の収入があるという経験は、私にとって大きな意味がありました。
残業して稼いだお金ではなく、以前に購入した株式から入ってくるお金。
私が高配当株投資を続けたい理由の一つです。
配当金は「生活を変えるお金」ではなく「将来の選択肢を作るお金」
年間3万円の配当金で生活が大きく変わるわけではありません。
それでも、3万円が10万円、30万円と増えていけば、将来の家計を支える収入源の一つになるかもしれません。
私が目指しているのは、薬剤師を今すぐ辞めることではありません。
仕事を続けながら、収入源を少しずつ増やしていくことです。
高配当株はそのための手段の一つだと考えています。
薬剤師と高配当株投資は相性がいい?
私は、薬剤師としての給与収入を活用することが、資産形成の一つの強みになると考えています。
理由は、毎月の給与から生活費を支払い、その残りを投資に回す計画を立てやすいからです。
もちろん、薬剤師であれば誰でも収入が安定しているわけではありません。
勤務先や雇用形態によって収入も生活費も異なります。
大切なのは職業そのものではなく、毎月どれだけ余裕資金を作れるかということです。
私は薬剤師の給料を、生活を支える収入であると同時に、将来の資産を増やすための原資として考えるようになりました。
高配当株投資を始めるまでの3ステップ
ステップ1|証券口座を開設する
株式投資を始めるには、まず証券口座が必要です。
私は最初に松井証券で口座を開設しました。
現在はSBI証券、楽天証券、マネックス証券など、さまざまな選択肢があります。
ネット証券を比較する際には、次の点を確認するとよいでしょう。
- 国内株式の売買手数料
- NISA口座への対応
- 1株単位で購入できるサービスの有無
- 配当金の受取方法
- 取引画面の使いやすさ
証券会社によってサービスや手数料の条件は異なります。
そのため、私が最初に利用した松井証券が、すべての方に最適というわけではありません。
自分が購入したい商品や投資方法に合う証券会社を選ぶことが大切です。
ステップ2|購入する株式を選ぶ
口座を開設したら、次は投資先を考えます。
高配当株を選ぶとき、最初に目が行きやすいのは配当利回りです。
配当利回りは、株価に対して年間配当金がどの程度あるかを示す指標です。
例えば、株価2,000円、年間配当金80円なら、配当利回りは4%になります。
ただし、利回りが高いだけで投資先を決めるのは危険です。
私は次のような点も確認する必要があると考えています。
① 企業は利益を出しているか
配当金の原資を考えるためには、企業の利益やキャッシュフローを確認することが重要です。
② 配当金を維持できそうか
過去の配当実績だけでなく、企業が公表している配当方針も確認します。
③ 特定の会社や業種に偏っていないか
1社だけに資金を集中させると、その企業の経営状況によって資産が大きく変動するおそれがあります。
金融庁も、資産形成において長期・積立・分散投資の考え方を紹介しています。
参考:金融庁「資産形成の基本」
ステップ3|配当金を受け取り、今後の使い方を考える
株式を購入したら、企業の定める条件を満たすことで配当金を受け取れる場合があります。
ただし、株式を保有すれば必ず配当金が支払われるわけではありません。
無配や減配となる可能性もあります。
配当金を受け取ったあとは、生活費に使う方法もあれば、再び投資に回す方法もあります。
私は、受け取った配当金を将来の資産形成につなげていきたいと考えています。
松井証券の魅力、まずはお試しください。配当金を増やすには「入金力」が重要
高配当株投資を続けるうえで、私が大切だと感じているのは入金力です。
入金力とは、給料などの収入から投資に回せるお金のことです。
例えば、年間の配当利回りを税引前4%と仮定すると、必要な投資元本は次のようになります。
| 年間配当金の目標 | 必要な投資元本 |
|---|---|
| 3万円 | 75万円 |
| 10万円 | 250万円 |
| 30万円 | 750万円 |
| 100万円 | 2,500万円 |
※配当利回りが年間4%で一定と仮定した単純計算です。税金・手数料を考慮しておらず、実際の配当金や投資成果を保証するものではありません。
こうして数字にすると、年間100万円の配当金を受け取るには、相応の資金が必要になることが分かります。
そこで重要になるのが、日々の支出と給与収入です。
節約して投資資金を増やす方法もありますが、私は収入そのものを増やすことにも注目しています。
薬剤師なら年収アップも選択肢になる
例えば、今の職場で昇給が見込めないのであれば、転職を通じて給与条件を見直す方法があります。
ただし、転職すれば必ず年収が上がるわけではありません。
年収が増えても、残業時間や通勤時間が大幅に増えるなら、生活全体で見たメリットは小さくなるかもしれません。
私が重視したいのは、給料の金額だけでなく、働き方も含めて生活を良くすることです。
そのうえで、無理なく投資に回せる金額を増やしていきたいと考えています。
薬剤師の転職で年収を見直したい方は、こちらの記事も参考にしてください。
薬剤師が年収を上げる転職サイトの使い方|現役薬剤師がFIRE目線で比較
2026年から高配当株を始めるならNISAも確認したい
これから日本株に投資するのであれば、NISAについても確認しておきたいところです。
2024年1月から始まった新しいNISA制度では、一定の条件を満たす投資による利益が非課税になります。
2026年10月時点で、18歳以上の対象者が利用するNISAには、年間120万円のつみたて投資枠と、年間240万円の成長投資枠があります。
国内の上場株式などは、対象商品であれば成長投資枠で購入できます。
ただし、NISA口座で株式を購入しても、配当金の受取方法によっては課税されることがあります。
国内上場株式の配当金を非課税で受け取るには、原則として「株式数比例配分方式」を選択する必要があります。
参考:国税庁「NISA制度」
また、通常の課税口座で受け取る上場株式の配当金には、原則として20.315%の税金が源泉徴収されます。
NISAには税制面でのメリットがありますが、株価の下落や減配を防ぐ制度ではありません。
非課税だからという理由だけで、無理に投資する必要はないと思います。
高配当株投資を始める前に知っておきたい注意点
配当金は保証されていない
高配当株であっても、企業の業績や経営方針によって配当金が減ったり、支払われなくなったりすることがあります。
今の配当利回りが将来も続くとは限りません。
株価が下がれば元本割れする
配当金を受け取っていても、それ以上に株価が下がれば、資産全体では損失が出る場合があります。
配当金の金額だけでなく、株価の変動も含めて考える必要があります。
生活費まで投資しない
私が大切だと考えているのは、投資を続けられる生活環境を作ることです。
急な出費に対応するお金や、近い将来に使う予定のあるお金まで株式に投資する必要はありません。
金融庁も、株式や投資信託には元本割れのおそれがあると説明しています。
参考:金融庁「資産形成の基本」
私が目指しているのはサイドFIRE
FIREとは、Financial Independence, Retire Earlyの略で、一般に経済的自立と早期リタイアを意味します。
その中でも、私が目指しているのはサイドFIREです。
投資収入などで生活費の一部を支えながら、仕事も続ける生き方をイメージしています。
薬剤師の仕事をすべて辞めたいわけではありません。
私が理想としているのは、経済的な理由だけで働き続けるのではなく、自分の希望に合った働き方を選べる状態です。
収入を増やすために無理な残業を続けるのではなく、働く時間や職場を選ぶ余裕を持ちたい。
そして、薬剤師の仕事を楽しみながら生活したい。
そのために、給与以外の収入源を少しずつ育てていきたいと思っています。
まとめ|給料以外の収入を作る第一歩
私が高配当株投資を始めたのは、給料以外の収入が欲しかったからです。
最初は株主優待に興味を持ち、松井証券で口座を開設しました。
その後、高配当株にも魅力を感じるようになり、元の記事を書いた時点では年間3万円ちょっとの配当金を受け取るまでになりました。
年間3万円で人生が劇的に変わったわけではありません。
それでも、給料以外の収入を自分で作れた経験には価値がありました。
私が今後も大切にしたいのは、次のような流れです。
薬剤師として働く → 余裕資金を作る → 株式に投資する → 配当金を受け取る → 将来の資産形成につなげる
もちろん、株式投資には損失のリスクがあります。
だからこそ、焦らず、自分が許容できる範囲で取り組むことが重要です。
これから投資を始めたい方は、まず家計を確認し、毎月いくらなら無理なく投資に回せるかを考えてみてください。
その次に、自分に合った証券会社やNISA制度を調べてみるのがおすすめです。
私もまだFIREへの道の途中です。
これからも薬剤師として働きながら、給料以外の収入を少しずつ育てていきたいと思います。
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松井証券の魅力、まずはお試しください。おわり(‘◇’)ゞ
参考資料
本記事の投資制度・税制に関する情報は、2026年10月18日に以下の公式資料を確認して記載しています。
- 金融庁「資産形成の基本」
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/invest/ - 金融庁「NISAを知る」
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/know/index.html - 国税庁「No.1535 NISA制度」
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1535.htm - 国税庁「No.1331 上場株式等の配当等に係る申告分離課税制度」
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1331.htm
※NISA制度の記載は2024年1月以降の制度、税制の記載は国税庁が公表する2026年4月1日現在の法令等を基にしています。配当金額や投資体験は筆者の過去の記録です。投資判断はご自身の資産状況とリスク許容度を踏まえて行ってください。